そして、あなたがたはキリストのものであり、キリストは神のものです。(Ⅰコリント 3:23)
パウロは、教会は「神の神殿」であり、派閥争いをしているということは、その神殿を破壊する行為なのだとコリント教会を諫める。さらに、この世の知恵と神のそれは全く異質なもので、神はこの世の知恵を退けると語る。
パウロは、「すべては、あなたがたのものです。」と、神以外の何物にも支配されない行き方を勧めている。被造物に心を支配されているのは、その奴隷であり、所有となっていること。しかし、私たちを所有しているのは、キリストであり、神なのである。神を離れた私たちを、神はなおも愛し、キリストによって再び神のものとしてくださった。
私たち一人ひとりが神のものであり、教会も神の所有物である。私たちはこの神の神殿を壊すことのないよう、建て上げていくために、召されて、そのわざを託されている。持っているものを主の前に差し出していく時に、神様はそれを用いてくださり、この教会を建て上げていかれる。