キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです。"
(ピリピ人 3:14)
(創世記13章より)
神のことばに従いカナンの地まで来たアブラムとそと家族だが、そこで飢饉に見舞われエジプトに移り、妻を妹だと偽りエジプト王の妻として差し出してしまう。そのことが明らかになりエジプトを追い出されたアブラムたちは、再びカナンの最初に天幕を張った場所に戻り、「そこで主の御名を呼び求めた」(4)。
神はいつでも両手を広げて、神を離れて挫折した私たちが再び神のもとに立ち返るのを待っていてくださる。
アブラムの牧者とおいのロトの牧者との間に争いが起こり、アブラムはロトとの訣別を切り出す。ロトに土地を選ばせると、ロトは、やがて神のさばきによって滅ぼされるソドムとゴモラのある「ヨルダンの低地全体を選んだ」(11)。それはロトの今後を暗示するかのようであった
しかし、この時のアブラハムは、地上だけではなく、「天上にあるすべての霊的祝福」(エペソ人1:3)に満ちたまことの相続地を見据えていた。
わたしたちもこの「上」を目指して地上を歩んで行こう。