イエスは彼女に言われた。「信じるなら神の栄光を見る、とあなたに言ったではありませんか。(ヨハネの福音書 11章40節)
ラザロの墓の入り口の石を取り除けるように言いつけるイエスに、ラザロの姉妹マルタは「主よ、もう臭くなっています。四日になりますから」と言う。しかしイエスが墓に来たのは、ラザロに最後の別れをするためではなかった。「信じるなら神の栄光を見る、とあなたに言ったではありませんか」とマルタを励まし、父なる神に祈った後、「ラザロよ、出て来なさい」と叫ぶと死んだラザロが生き返って出てきたではないか。
罪故にたましいが死に、腐り、悪臭を放つ人間を、キリストは「かぐわしいキリストのかおり」(コリントⅡ2:15)を放つものと変えてくださる。キリストを信じる者は、恵みとまことに満ちた神の栄光を見ることができるのである。