あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。(エペソ人への手紙 2章 19節)
(創世記17章より)
神は、アブラハムを人類の代表とし、祝福の契約を交わす。それで語られたのは、90歳の妻サラを通して子孫を繁栄させるという、人智をはるかにこえた神のみわざであった。その契約としるしは、アブラハム一族の割礼であった。神が固えり終えた直後、アブラハムは家の者を集めてその日のうちに、すべての男子に割礼を施した。そこには、「彼の家で生まれたすべてのしもべ、また、金で買い取ったすべての者、すなわち、アブラハムの家のすべて」(23)とあるように、何の差別もなく、皆が一つ心になり、神の前に膝まづく姿があり、これが神の家族のありかたである。
神と人とのおおいを取りのけられて、教会が一つの家族となっていくことが、神のみこころなのである。