あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
(マルコの福音書 12章 30節)
(ヨハネの福音書12章より)
イエス様がラザロの家に滞在していたときのこと、ラザロのきょうだいのマリアは、「純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった」(3)。「なんてもったいないことを!」と、財布を預かっているユダが彼女を避難するが、イエス様は、「そのままさせておきなさい。マリアは、わたしの葬りの日のために、それを取っておいた」と、彼女を弁護する。
マリアが家の財産とも言える高価な香油をイエス様に注いだのは、純粋な愛からであった。主へのささげもの、神への奉仕は、採算や効率というものを超えたところにある。
今、心から願うのは、主を愛し、全存在をささげ、心からの奉仕によって、主がお喜びになる最もよい香りを主の御前に立ち上らせることである。