第一次伝道旅行からアンティオキアに戻ったパウロとバルナバ。そこで、ユダヤからやって来て割礼が救いの条件であると教える者との間に対立が生じ論争となる。それで教会の主だった者が全国から集り、この問題について話し合うこととなる。これがいわゆる「エルサレム会議」であり、割礼を施さない異邦人が救われるのかということが議論された。ペテロは、異邦人も福音のことばによってきよめられ、聖霊の証印が押されていると力説し、それを聞いた一同は黙ってしまう。
神は、民族によって人を差別することをせず、福音は文化を超えていく。人は行いによらず、ただ神の恵みによって主を信じるだけで救われるのである。私たち人間が障壁を作ることをせずに、福音を広げていくことが神に期待されている。