私たちは神から出た者です。神を知っている者は私たちの言うことを聞き、神から出ていない者は私たちの言うことを聞きません。それによって私たちは、真理の霊と偽りの霊を見分けます。
(ヨハネの手紙第一 4章 6節)
(使徒の働き 19章11-20節より)
パウロのエペソでの伝道の成果を、「神はパウロの手によって、驚くべき力あるわざを行われた」(11)と聖書は記し、宣教の働きは神の御霊によって進められていることを名言している。
エペソでは、ユダヤ人の巡回祈祷師のうちの何人かが、悪霊につかれている人たちに向かって、試しに主イエスの名を唱えてると、悪霊は逆に彼らを恫喝し叩き出してしまう事件が起きた。神を試みて、神の御名やみことばをまじないや呪文のように唱えることは、神を汚す行為であり、霊的な自殺行為ともいえる。この事件を知った多くの者が、まこと神の御名のきよさを知り、パウロのもとにやって来て、それまでの汚れた行為を告白し、魔術の本を持ってきて焼き捨てた。「こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった」(20)。
魔術、占い、まじないなどのカルトは偽りの霊による 、神の目に最も忌み嫌われる行為であり、聖書は固く禁じている。私たちは神のきよい霊によって歩むのであり、そこに本当の祝福がある。