神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となるためです。(テモテへの手紙第二 3章 17節)
(使徒の働き 20章1〜6節より)
第3次伝道旅行を終えようとしているパウロは、「弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げ、マケドニアに向けて出発した」(1)。「そして、その地方を通り、多くのことばをもって弟子たちを励まし」(2)た。この「励まし」ということばは、原語では「傍らに招く、説き勧める、励ます、慰める、力づける、教える」といった意味を含んでいる。この地方の聖徒たちに会うのは最後であると予期していたパウロは、彼らが霊的に成長して教会を牽引していく存在となるように願い、みことばをもって励ましを与え、別れを告げた。「聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。」(テモテへの手紙第二 3章 16)とあるように、神は、いつも私たちの傍らにいてくださり、私たちが成長しすべての奉仕にふさわしい者となるように、みことばをもって私たちを励ましてくださっている。