わが神 主よ
私が叫び求めると あなたは私を 癒やしてくださいました。
(詩篇 30篇 2節)
(マルコの福音書10章46-52節より)
町々村々を巡って神の国を説き、悪霊を追い出し病人を癒やしていたイエス様の一行がエリコの町を出ようとしていた時、道端に座っていた盲人の物乞いが、「イエス様、私をあわれんでください」とイエス様に叫び始めた。イエス様は足を止め、彼を招いて「わたしに何をしてほしいのですか」と尋ねると、彼は「先生、目が見えるようにしてください。」と答える。イエス様が「あなたの信仰があなたを救いました」と言うと、彼はすぐに目が見えるようになり、イエス様の後に従って行った。
神は私たちの悩み苦しみをすべて知っておられるが、私たちが神に叫び求めること、具体的に願いを申し上げることを待っておられる。神は私たちの叫びの声を聞いてくださり、必要な助けやいやしを与えてくださる。「夕暮れには涙が宿っても朝明けには喜びの叫びがある」(詩篇 30篇 5節)とあるように、神様は私たちの涙の叫びを喜びの叫びへと変えてくださる。主に感謝と賛美の叫びを上げながら、私たちは神に従って行くことができる。