愛を追い求めなさい。また、御霊の賜物、特に預言することを熱心に求めなさい。(コリント人への手紙第一 14章1節)
コリント教会においての分裂・分派の問題は、愛の欠如が一番の要因であることをパウロは指摘する。異言のの賜物が与えられた者がそれを誇るかのように人前で異言を語っていることに対し、パウロは、解き明かしがない場合においては語らないようにと制限を与える。そして御霊の賜物においては、異言よりも預言が、教会の成長につながると説く。預言とは、聖書から神の教えを受け止め、罪人である人間のために神ご自身が大きな犠牲を払って救いの道を用意してくださった神のみわざを語ることである。私たちは、教会においての行動の基準として「教会の成長につながるか」ということを常に念頭に置くことが重要である。教会の成長とは、すなわち私たち一人ひとりが成長すること。神の教えの中心は「神を愛し人を愛すること」であり、「自分と同じように隣人を愛せよ」とイエス様は語った。キリストのからだである私たち自身が成長するために、私たちは、神を愛する愛、人を愛する愛、そして自分自身を愛する愛を追い求めていこう。