私が苦しみの中を歩いてもあなたは私を生かしてくださいます。私の敵の怒りに向かって御手を伸ばしあなたの右の手が私を救ってくださいます。
(詩篇 138篇 7節)
(創世記19章より)
旅人の姿をとった二人がソドムの町に着いた時、ロトは彼らを家に迎え入れもてなした。事件はその夜起こった。町中の男たちが家を取り囲み、旅人の二人を連れ出すように迫る。二人をなぶりものにするのだという。二人を守ろうとロトは外に出て彼らと対峙して、代わりに娘を差し出すとまで言うが、彼らはロトにも危害を加えて家の中に入ろうとしていた。その時、天使たちが手を伸ばして、ロトを家の中に引き入れて、戸を閉めた。さらに外にいた者たちは目つぶしを食らい、一晩中扉を探すことができずに力尽き、ロトと家の中の者は皆、無事で済んだのである。
私たちも聖書の価値観、倫理観から遠く離れたこの世に生きていく中で、疎ましく思われたり迫害を受けるようなことがあるかもしれないが、主はすぐそばにいて、その全能の御手を伸ばして私たちを守り、救ってくださる。この御手にすがって頼って、歩んでいこう。