かつて書かれたものはすべて、私たちを教えるために書かれました。それは、聖書が与える忍耐と励ましによって、私たちが希望を持ち続けるためです。(ローマ人への手紙 15章 4節)
(使徒の働き15章より)
エルサレム会議を終えて、パウロとバルナバは議事録を携え、ユダとシラスを伴ってアンティオキア教会に戻って行った。異邦人クリスチャンには必要以上の重荷を負わせないという決定と、ユダとシラスが語るみことばに、アンティオキア教会の人々は大いに励まされた。その後パウロとバルナバは、宣教旅行でキリストを信じた人たちが恵みから落ちないようにと、またフォロアップの目的も兼ねて、再び宣教旅行を始めることを計画。しかし、前回の旅行で途中で帰ってしまったマルコを同行させるかを巡って意見が対立し、袂を分かつこととなり、別行動をとり出発した。人間的な弱さや失敗を越えて、神のことばは進んでいく。そして多くの神を信じる者の励ましとなっていくのだ。