わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。(マタイの福音書28章20節)
(マタイの福音書28章より)
イエス様が復活した事の次第を、墓を見張っていた番兵たちから報告された祭司長たちは、兵士たちに多額の金を与えてまで、イエスの弟子たちが遺体を盗んでいったと偽証するように仕向ける。かつて銀貨30枚でユダを買収した彼らは、またも金で神のみわざを否定しようとしたのである。
一方、ユダと同じように、イエス様を3度否定し裏切ったペテロは、ガリラヤに出向き、復活の主にまみえることとなる。ペテロは「わたしを愛するか」と語るイエス様のことばに、見事に立ち直っていく。
キリストは、罪ゆえに神を愛し人を愛することができない人間に「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:4)という新しい戒めを語り、キリストの愛にとどまることを命じておられる。
キリストの贖いの血潮は誰にでも、有効であり、私たちがどれだけ失敗しても、キリストの愛が私たちを離れることは決してない。今日もキリストは、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」と私たちを励ましていてくださる。