主の道はみな恵みとまことです。
(詩篇 25篇 10節)
(詩篇25篇より)
ダビデは、主に、「思い起こしください」と祈るとともに、「思い起こさないでください」と願う。主が憐れみと恵みに富んでおられる方だということを根拠に、自らの罪、過ちの赦しを乞うている。神の前には誰でも罪人であり、そのままでは神と交わることができない。だから、「恵みとまことはイエス・キリストによって実現した」(ヨハネの福音書 1章 17節)とあるように、人類の罪を自らのいのちをもって贖い、人類に踏みつけられる「道」となるために、キリストがこの世に降ってきてくださったのだ。キリストを信じる者は、この「恵みとまことの道」を歩むことができる。ダビデは、いのちの道を歩む者は、満ち足りた喜びと楽しみという祝福に与ることを歌っている(詩篇 16篇 11節あ)。主が備えてくださったこの道を、感謝して歩んでいこう。