見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれでも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。
(ヨハネの黙示録 3章 20節)
マケドニアにいる人々に福音を宣べ伝えることが神のみこころであることを確信したパウロ一行は、ヨーロッパのマケドニアに向けて歩を進めていく。マケドニア地方のピリピという町の祈り場でパウロが語っていると、アジアから紫布の販売事業を拡大してピリピに住んでいたリディアという女性が聞き、まことの主を信じて歩んでいた彼女の心が開かれて、キリストの福音を信じるようになる。彼女を通して彼女の家のものが主を信じてピリピ教会が誕生し、またパウロ一行が行けなかった彼女の出身地のアジアにも福音が伝えられていったことであろう。
主は私たちの叫びの声を聞いてくださるお方であり、私たちが心を開くならば、キリストはいつもともにいてくださる。
主は私たちを通して、人智を遥かに超えた大いなるわざをなしてくださる。