今飢えている人たちは幸いです。あなたがたは満ち足りるようになるからです。今泣いている人たちは幸いです。あなたがたは笑うようになるからです。(ルカの福音書 6章 21節)
(創世記21章1-8節より)
年老いたアブラハムとサラの間に生まれた待望の赤ちゃんは、「笑う」という意味の「イサク」と名付けられた。かつて、二人の間に子どもが生まれるという神様の言葉を聞いて、「そんなことがあろうかと」アブラハムもサラもその言葉を信じずに笑ってしまった。しかし、神様の約束が違うはずがなく、そのことば通り、男の子が生まれた。かつての不信仰によるせせら笑いを本当の喜びの笑いへと変えてくださった神の真実を覚えて名付けたのであった。
キリストの「あなたがたの悲しみは喜びに変わります」(ヨハネの福音書 16章 20節)ということばは、ただの慰めではなく、人類の罪を贖うために自らいのちを捨てたみわざに裏打ちされている。死からいのちへよみがえったキリストは、悲しみを笑いへと変えてくださる。