そして主は私たちを敵から解き放たれた。主の恵みはとこしえまで。
(詩篇 136篇 24)
(使徒の働き16章より)
第二次宣教旅行においてパウロとシラスの一行がピリピに滞在していたときでのこと、祈り場に行く途上で女占い師に出会う。彼女は占いの霊に憑かれた女奴隷で、占いの売上を主人たちに渡していた。彼女についていた悪霊はすぐにパウロたちにまことの神の霊が宿っていることを見抜き、宣教活動の妨害を始める。何日もつきまとう彼女にパウロは業を煮やしてイエス様の御名によって悪霊を叱るとたちまち悪霊は彼女から離れ去ってしまう。すると彼女の主人たちは占いの収益がなくなったことで怒り、パウロとシラスを捕らえて、二人は牢屋に入れられてしまう。
神を否定し、金に縛られ、悪霊に縛られている姿は、罪に縛られている人間の姿を象徴している。しかしキリストは私たちを開放するためにこの世に来られ、罪を贖ってくださった。キリストを信じて私たちは開放され、キリストの御名によって私たちは自由にされるのだ。主にあって、解き放たれた人生を歩もう。