何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。
(ヨハネの手紙第一 5章 14節)
(ルカの福音書 1:5-17)
二千年前のキリストの誕生に先立ち、神がこの世に準備されたのが、バプテスマのヨハネの誕生であった。両親の祭司ザカリヤとエリサベツは子どもを望みながらかなわないまま歳をとっていた。しかしザカリヤが神殿で奉仕をしているところに天使が現れて男の子が誕生することを告げ、名前を「ヨハネ」とすることを命じる。このヨハネの誕生は、両親の待望の出来事であるとともに、人類が待望する救い主誕生の前触れとなる。
神は私たちの願いを知っておられ、叫びの声を聞いてくださるお方。しかし決して私たちの願うようにではなく、神の最善が、神の時に、神によってなされる。主の驚くべき恵みのみわざを思い巡らしながら、アドベントを迎えたい。