私たちは神のために働く同労者であり、あなたがたは神の畑、神の建物です。
(コリント人への手紙第一 3章 9節)
(使徒の働き 18章より)
第二次宣教旅行でアテネからコリントに移ってきたパウロは、そこでアキラとプリスキラ夫妻に出会う。ユダヤ人に対する迫害でローマから流されてきたこの二人はキリストに対する篤い信仰があり、コリントでの家を開放して宣教活動をしていた。そこにパウロを招き入れることで、コリント教会が確立していくこととなる。天幕づくりを生業をしていたということにおいてもパウロと同業であり、その仕事で生計を立てながら一年半宣教活動に励み、その後もパウロの宣教旅行に同行することとなる。
この夫婦がパウロの同労者となって大きな働きをしたことは、パウロの諸教会への手紙の中で度々この二人の名を記していることでよくわかる。私たちは主にある同労者として、収穫を待ち望む農夫のようにキリストの来臨を待ち望む者、そして、キリストを土台として朽ちないみことばによって教会を建てあげる者とされていきたい。