わたしにとどまりなさい。わたしもあなたがたの中にとどまります。(ヨハネの福音書 15章4節)
(ヨハネの福音書15章より)
神は、「あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまっているなら、何でも欲しいものを求めなさい。そうすれば、それはかなえられます」(ヨハネの福音書 15章7節)と、神に願い求めることを私たちに促す。願いが叶えられるためには、私たち人間には何の努力も勲も必要ない。ここに言われているのは「キリストにとどまる」ということだけ。
神を裏切り、汚れ、罪人となった人類は神とつながることができなくなってしまった。そこで神はキリストに、あの十字架において人類のすべての罪を負わせ、人の罪をあがない、救いの道を用意された。この神から与えられる正しさ、「神の義」を受け取るだけで、人は神の前に正しいものとされる。キリストにとどまるならば、本当に求めるべきものを悟ることができ、みこころに沿った祈りは何でも聞かれる。
キリストの愛にとどまること、それは、私たちが「喜びで満ちあふれるようになるため」(11節)の戒めなのである。