私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように。
(ガラテヤ人への手紙 1章3節)
ガラテヤ人への手紙は、ガラテヤ人の諸教会において「他の福音」に移っていく者が多いことをパウロが憂慮して書いたものである。パウロはイエス様の弟子として寝食を共にしなかったばかりか、クリスチャンの迫害に萌えていた過去があり、その言葉の権威を疑う者がいたが、手紙の冒頭でまず、「イエス・キリストと……父なる神によって、使徒とされた」と自らが神に選ばれたキリストの使徒であり、この手紙は神からのメッセージであることを明言する。そして初めに彼らのために「恵みと平安」を祈る。真の福音は値なき者に恵みとして与えられる神との平和であり、たましいの平安なのである。私たちがこの福音に生きるために、神が熱いメッセージを語っておられる。