それから家に入り、母マリアとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。(マタイの福音書 2章 11節)
東の方の博士たちは、新しい星の出現を観測してユダヤの国の新しい王が誕生したことを知り、ユダヤまで長旅をし、ヘロデ大王に謁見する。「新しい王はどこに?」という彼らの問いに、自分の立場を脅かすその存在を葬り去ろうとヘロデは画策し、識者からキリストはベツレヘムで生まれることを聞き出し、「私も行って拝むから幼子について詳しく知らせて欲しい」と王たちに情報提供を求める。ベツレヘムに向かう博士たちを星が幼子のいる家まで導き、ついにキリストにまみえた博士たちは、黄金・乳香・没薬という最上の贈り物をささげ、礼拝した。当初は国交のために祖国を旅立ったであろう博士たちは、神の導きによりキリストを目の当たりにしたことを通して、主を信じたのかもしれない。
キリストを求める者はまことの光である救いを見出すことができる。主を信じる私たちは神の前にどれだけのものをささげているだろうか。神はそのささげものを祝福しようと待っておられるのだ。