マリアは月が満ちて、男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。(ルカの福音書 2章6-7節)
全世界の住民登録をせよという勅令のもと、ヨセフとマリアはナザレからベツレヘムへの長い道のりを旅することとなった。なぜマリアが身重となっているこのタイミングなのかと不平を漏らしたくなる状況であったが、このことにより、救い主はダビデの家系からベツレヘムで生まれるという預言が成就することになり、またこのイエス・キリストだけがまことの救い主であることの証明ともなっている。町はごった返していて二人は宿屋に泊まれず、そこで産気づいたマリアは出産し、生まれた幼子は飼葉桶に寝かされた。
キリストは、暗く汚く腐っているような私たちのところに来てくださり、まことの光で照らし、私たちをきよめ、芳しい香りで満たしてくださるただお一人のまことの救い主なのである。