待ち望め主を。雄々しくあれ。心を強くせよ。待ち望め主を。(詩篇 27篇 14節)
(詩篇27篇より)
ダビデは神に、「主よ あなたの道を私に教えてください」(11)と祈る。これは、「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、主が人の歩みを確かにされる」(箴言 16章 9節)ということを確信しての求めであった。全知全能の神に尋ね求める人生の道は誤ることがない。「私を平らな道に導いてください」(11)ということばは、周りを敵国に囲まれている国の王としての切なる願いのことば。すべてのものの造り主である神は、すべての災から守ることができるお方。この方に委ねたときに、その道は安全な道、安心・平安の道となる。ダビデは「待ち望め主を」(14)とこの詩を締めくくる。神の救いを信じる者は、神と永遠に生きる。この永遠の神に望みを置く幸いが、私たちには与えられている。