神の恵みによって、私は今の私になりました。
(コリント人への手紙第一 15章 10節)
(ガラテヤ人への手紙 1章18〜24節より)
ガラテヤの諸教会へ宛てた手紙の冒頭でパウロは、この手紙を神から託された神のことばとして受け取ってほしいとの強い願いから、自分がまぎれもなくキリストの使徒であると丁寧に自己紹介をしている。パウロは人間的なつながりをできる限り避け、このことはただ神から出たということを強調するようにして、宣教師としての歩みを始めた。
「人々は、『以前私たちを迫害した者が、そのとき滅ぼそうとした信仰を今は宣べ伝えている』と聞いて、私のことで神をあがめていました」(23-24)と、神に触れられて人生が180度変わった自分を人々が見て、その人々がまことの神を信じていることを語る。人に証しを語るというのは、「かつての私が、神に出会い、今の私になった」と話すこと。
神の栄光があがめられるように「神の恵みによって、私は今の私になりました」と証しする者として歩んでいきたい。