音には神の義が啓示されていて、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。(ローマ人への手紙 1章 17節)
(エペソ人への手紙 3章より)
自らが開拓した教会の人々が「別の福音」の教えにそそのかされてキリストを離れてしまっている事態を聞いたパウロは、彼らを諭すためにこの手紙を書いているが、この3章でたまらずに「ああ、愚かなガラテヤ人」と、嘆きのこもった叱責の言葉を記している。
「十字架につけられたイエス・キリストが、目の前に描き出されたというのに、だれがあなたがたを惑わしたのですか(1)」と続けているように、初めの人間を騙して神にあるまことのいのちから引き離したサタンの働きは、現在まで強く続いている。聖書の真理から目をそらさせキリスト以外に救いがあるように思わせ、人間の努力によって救われるかのように説くサタンの手口は実に巧妙である。
キリストから離れたところでは永遠の死と滅びが待っている。そこに陥いるような愚か者にならないようにと、神は強い言葉で注意を促してくださっている。私たちはこの神の言葉に耳を塞いではならない。