ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。
(ヨハネの福音書 1章 14節)
(詩篇30篇10-12節より)
ダビデは、「聞いてください主よ。私をあわれんでください主よ。私の助けとなってください」(10)と神に悲痛な叫びを上げている。これは、神がその声に必ず答えてくださるお方であることを確信してのこと。そして直後に、「あなたは私のために嘆きを踊りに変えてくださいました」(11)というのは、彼が何度も窮地に陥っているところを神によって助けられ守られたことを告白している。そして最後は、「私の神 主よ 私はとこしえまでもあなたに感謝します」と賛美で締めくくっている。
イスラエルがエジプトに囚われていたとき、バビロンに捕囚になっていたときも神がその御手で解放してくださったように、神は、待ち望む私たちの声に応えてくださり、私たちのところに来て苦しみから解放してくださる。私たちとともにいてくださり、みわざを現してくださる神を知る私たちは、この神をほめたたえずにはいられない。