あなたがたは自分の身を聖別して、聖なる者とならなければならない。わたしが聖だからである。
(レビ記 11章 44節)
(ヨハネの福音書 17章16-19節より)
弟子たちへの告別説教を語り終えたイエス様は、「わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。真理によって彼らを聖別してください」(16,17)と父なる神に祈っている。
キリストを知った者は、汚れたこの世に生きていてもこの世のものではなく、この世に支配されない。神は私たちを聖なるものとしてこの世から取り分けてくださる。「あなたは、わたしのもの」(イザヤ書 43章 1節)という神様の愛のことばの通り、私たちは神のものなのである。
さらにキリストは、私たちをこの世から聖別するだけではなく、「わたしも彼らを世に遣わしました」(18)と、私たちをこの世に遣わしてくださる。多くの人が神の御国を受け継ぐことができるように私たちのこの世での営みを祝福し、キリストの栄光のために用いてくださるのである。
私たちが主にこの身を差し出すときに、主が聖別してくださり、主の「とっておきの器」として用いてくださるとはなんと感謝なことであろうか。