神は主をよみがえらせましたが、その御力によって私たちも、よみがえらせてくださいます。
(コリント人への手紙第一 6章 14節)
(ヨハネの福音書 6章37〜40節より)
イエス・キリストがよみがえりについて語っている場面。
「わたしが天から下って来たのは、自分の思いを行うためではなく、わたしを遣わされた方のみこころを行うため」(38)と、キリストは父なる神のみこころの遂行のためにこの世に来られたことを語る。そのみこころとは、「わたしに与えてくださったすべての者を、わたしが一人も失うことなく、終わりの日によみがえらせること」(39)。キリストの贖いは完全で、主を信じる者は一人として滅ぼされずに、永遠のいのちを持つ。死んでもよみがえらせてくださる。キリストがよみがえってくださったことは、キリストにある私たちが死んでもよみがえるということ保証となる。
私たちがよみがえることが神のみこころであり、またこれが福音の中心であり、聖書が最も伝えたかったメッセージ。だからイースターはクリスマス以上に大切に覚えるべき記念の日だといえる。
「永遠のいのちに至る食べ物のために働きなさい」(ヨハネの福音書6章27節)というキリストのことばのとおり、いのちのパンであるキリストにあって豊かないのちに生きることが、人間にとって一番大事なことなのである。