さあ、私たちも主の光のうちを歩もう。(イザヤ書 2章 5節)
(ヨハネの福音書 18章8-18節より)
イエス様と弟子たちが兵士たちに取り囲まれたとき、ペテロは剣を取って大祭司のしもべに斬りかかり、彼の耳を斬り落とした。イエス様は、剣をさやに収めるようにペテロを制する。神のひとり子が彼らに捕らえられ人の罪を負って死刑に処せられることが、父なる神が用意なさった人類の贖いの計画であったからである。
かつてイエス様が弟子たちにご自身の地上での最後の受難について話された時、「そんなことが起こるはずがない」というペテロの言葉に「下がれ、サタン!」を厳しく叱責なさったのは、神のみこころを邪魔するならばそれはサタンと同じ行為だからである。
捕らえられたイエス様の成り行きを見守ろうと官邸の庭に入ったペテロは、イエス様の弟子であることを否定し、イエス様を否定する者たちと一緒に暖を取っていた。この世に合わせてぬくぬくと過ごすという安泰は永遠のものではない。しかし神は、私たちの暗い心を、この世を、まことの光で照らしてくださり、閉ざされた私たちのたましいを開放し温めてくださる。今こそ、神様の光のうちを歩むように、神様は招いてくださっている。