あなたは私の隠れ場。
あなたは苦しみから私を守り
救いの歓声で私を囲んでくださいます。
(詩篇
32篇7節)
(詩篇32篇
1-7節より)
「マスキール」と記されたこの言葉は定かではないが「教え」という意味ではないかと言われている。そして冒頭で「幸いなことよ」と始めるこの詩篇において、ダビデは人間の幸いとは何かということについて語る。
この世で一般的に幸せとは、健康であり裕福であり名誉を得たりすることなどと言われるが、ここでは、「背きを赦され罪をおおわれ」「主が咎をお認めにならずその霊に欺きがない」という、神の前に義と認められることこそが真の幸いであると言われている。
ダビデは自分の罪の大きさに苛まれるが、その罪を主に告白したときに主の赦しを体験し、祈る者となった。そして主のもとこそがたましいの隠れ場であり救いの歓声が満ちているところであることを知る。
私たちもこのまことの幸いのうちを歩んでいきたい。