主の道はみな恵みとまことです。
主の契約とさとしを守る者には。
(詩篇 25篇 10節)
(詩篇 32篇 8-11節より)
この詩には「教え」「訓戒」という意味であろうとされる「マスキール」という副題が添えられているが、この箇所は、私たちの人生の道とはどういうものかということを教えている。
「あなたが行く道であなたを教えあなたを諭そう」(8)とあるように、私たちの道は、主が示し、教え諭してくださる道である。それは私たちにとっては最短であり楽な道であるとは限らないが、その道を通してでしか体験できないところを通すことで神は私たちを教えようとなさる。「分別のない馬やらばのようであってはならない」(9)と、愛と信頼をもって主のことばに聞き従っていく関係性について語られている。
主を信じる「私たちの道」は、「主の道」であるといえる。主がその御力をもって私たちの道を備えられることを信じ、主の恵みとまことに感謝しつつ、この喜びの道を歩んでいきたい。