「パウロの召命」
神は私たちを救い、また、聖なる招きをもって召してくださいましたが、それは私たちの働きによるのではなく、ご自分の計画と恵みによるものでした。
(テモテへの手紙第二 1章 9節)
(使徒の働き 22章 17-21節より)
パウロを糾弾しよとするユダヤ人たちを前に、パウロは弁明という名の説教・あかしを語る。
祈りの中でパウロは、神様からすぐにエルサレムを離れるように指示され、異邦人伝道への召命が与えられた。かつてキリストの教えを迫害していた者であったというパウロの過去が宣教の妨げになっていたこと、またユダヤ人を裏切ったことでいのちを狙われていたという状況がそこにはあった。神様はパウロのすべてを知っておられ、パウロを身許に召し、パウロに寄り添った形で新しい召命を与えた。
神様は私たちの弱さ、汚れ、罪を知りながらも愛し、キリストによってきよめてくださる。そして神が私たちに寄り添いながら、その権威によって召命を与えてくださる。この召命に忠実に誠実に従っていきたい。