見よ。なんという幸せなんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになってともに生きることは。
(詩篇 133篇 1節)
(創世記27章38-41節より)
自分から祝福を奪い取った弟ヤコブに対し、エサウは強い殺意を抱くようになる。しかし「兄が弟に仕える」という神のことばをないがしろにしてその祝福を奪い取ろうとしたのはエサウのほうであった。弟に嫉妬してカインは人類最初の殺人者となった。神の呪いは、人を憎み呪うという形になってあらわれる。イエス様の「放蕩息子の例え」で放蕩三昧をして財産を食いつぶして戻ってきた弟を父が歓迎するのを見て嫉妬するという話は、ユダヤ人が異邦人の祝福に嫉妬して神のもとに立ち返るという神のご計画の例えでもある。
すべての者が一つになってともに生きることが、神のみこころであり、それこそが祝福に満ちた麗しい生き方。教会にあって主にある兄弟姉妹が一つになり、この地に平和が訪れるように祈っていきたい。