ことば(キリスト)は人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。
(ヨハネの福音書 1章14節)
(ルカの福音書 2章1-7節より)
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスによる人口調査が行われ、住民登録のためにヨセフは、聖霊によって身重になっているマリアを連れてナザレからはるばるベツレヘムまで旅をする。
マリアがベツレヘムで出産したことにより、キリストがベツレヘムで生まれるという予言が成就した。あまりに小さい町がキリスト誕生の地として、ナザレというへんぴな村をキリストが育つ村として神は用いられた。自らを神の前に取るに足りない者だと認めるものに神は目を留め用いてくださる。
そしてキリストは地上のどの王よりも勝ったまことの王として生まれたにもかかわらず、この幼子は王宮のベビーベッドではなく、臭くて汚い家畜小屋の飼葉桶に寝かされた。わたしの居場所はここだとばかり、キリストは罪で汚れた私たちのうちにいてくださり、私たちが直面する現実に共に住んでくださる。救いの神キリストが私たちとともにいてくださるとはなんという恵みであろうか。