いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって、父である神に感謝しなさい。(エペソ人への手紙 5章 20節)
(詩篇34篇1-7節より)
「私はあらゆるときに主をほめたたえる」(1)と、どんなときにも神様をほめたたえると語るダビデだが、この詩が書かれた背景には、序文にあるように、敵の前で気が触れたようにふるまって難を逃れたという経験があった。
これ以上ないという醜態を晒したダビデであり、彼の信仰の弱さだと指摘する見方もあるが、ダビデは、自分のいのちが助かったのは、そこに主の助けがあったのだと感謝している。
私たち主を信じるものは、自分の信仰の強さを誇ろうとすることは無意味であり、みじめな自分の姿を認めたうえで、そこに神の力が現わされるがゆえに、神を誇っていくのである。
キリストがこの世とは違う平安を下さり、私たちには主の御霊が与えられているからこそ、私たちはどんななかにあっても感謝と賛美の日々を送ることができるのである。