兄弟たち。あなたがたは自由を与えられるために召されたのです。
(ガラテヤ人への手紙 5章13節)
(ガラテヤ人への手紙 5章11-15節より)
人が救われるためにはキリストを信じるだけでなく割礼というしるしが必要だと説く人に惑わされている教会に対し、パウロは、今迫害を受けていることこそが、パウロが語る福音が本物であることの証拠であると語る。
人類は神の前に罪を犯して、死と滅びという縄目に縛られていたが、罪のないキリストの犠牲によりその罪を贖い、私達を買い戻してくださったことで、私たちは自由とされた。私たち人間の努力ではなく、肉体のしるしでもなく、このキリストこそが私たちを自由としてくださるのである。
本当の自由とは、神の息吹の中、つまり神の霊によって生きるということ。私たちはこの自由を肉の働く機会としてではなく、愛をもって互いに仕え合うために使うことができる。これが福音なのである。