まことに、まことに、あなたがたに言います。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたは見ることになります。
(ヨハネの福音書 1章 51節)
(創世記28章10~15節より)
ハランへと旅立ったヤコブはある場所で野宿しているときに、夢で、天からのはしごが地に立ち、そこを天使たちが上り下りしている幻を見、その上に立つ神からの声を聴く。そこでアブラハムからイサクに継がれた神様の約束をヤコブが継ぐことがはっきりと語られる。その一族への祝福は、神を信じるすべての者、すなわち信仰によるアブラハムの子孫への祝福でもある。ヤコブに地上の場所を与えた神は、私たちに天国での永遠の住まいを備えてくださる。子孫が増え広がるという祝福は、みことばが前進し、私たちに信仰による霊的な子孫が増えるという約束でもある。そしてご自身こそがこの天からのはしごであるとキリストは証しされた。十字架でのあがないのみわざのゆえに、天におられる神と地にいる私たちとの交わりが回復したのである。雲間から差し込む光を英語でjacob's ladder(ヤコブの梯子)と表現するように、私たちがどんなところにいても神の光は届く。この光を見上げ、天を目指して、私たちはこの世を歩むのである。